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パニック障害 闘病記 ~前兆~

パニック障害を患ってみて、今から思い返すと様々な体の不調がこれまでにあった。

そう、パニック障害は突然に発症したわけだが、それまでに前兆と思える症状には長年の間、何度も体験していたのだ。

これまで知らなかったのだが、不定愁訴という体の不調が自律神経失調症患者には多く現れるのだという。

体の倦怠感、脱力感、胸の苦しみ、肩こり、首こり、下痢、頭痛、食欲不振など、実は学生の頃からこのような症状を抱えていたのだ。

しかし、悩ませていたのはその全てが毎日必ず起きるものではなく、体調の良い日もあるということだ。
昨日は頭痛はしていたけど今日は大丈夫。でも少し肩が重い。このように、まるでもぐらたたきのように、違う症状が出ててきたり、一つの症状がずっと続いたり、全く体調がいい日もあった。

健康診断でも、こういった症状を伝えたとしても、異常は特にないため食事や睡眠に気をつけるというようなテンプレ回答しか言われなかった。

今になって思えば、これは典型的な自律神経失調症の症状だったのだ。
もしそのことを知っていれば適切な対処をして、改善しパニック障害にまでならなかったかもしれない。

全てを医者に任せて、医者の言うことは絶対に正しいと信じ、自分では何も調べようとしなかったことを少し後悔することもある。

でもパニック障害になったからこそ、わかったことや気づいたこともあるため、過去の自分があったからこそ今の自分があるとも思える。経験値ほど、人間を成長させるものはないのだ。

ここで学生のころから感じていた、上記のような症状を詳しく追ってみたい。

最初に感じたのは、学生の頃に感じた倦怠感だった。何かわからないけど、今日は体が動かない。前日にゲームをやり過ぎて寝不足だったせいかもしれないと気にはしなかった。
しかし、この倦怠感は、毎日ではないが度々感じていた症状であり、パニック発作時の倦怠感ほど強くはないが、感覚としては非常によく似ていた。

次の異変は大学入学時、下痢を頻繁にするようになった。とにかくいつでもトイレに行ける状況でないと不安だった。一度用を足してしまえば大丈夫なのだが、それまでは突然催すのでとても不便だった。

実は大学へは2時間ほどかけて通っていたため、電車の中で座れたり座れなかったりと、いろいろ大変な通勤だったのをよく覚えている。そのためストレスがかかったのかもしれない。

この症状は、2年ほど続いたが今ではこのようなことはなくなっている。

大学ではパソコンを使う授業が多く、この頃から自宅でもパソコンを扱うようになった。これがきっかけなのか、肩こりや首こりが気になるようになったのだ。

さらに、たまに起こる片頭痛もあり、大学を時々休むこともあった。

さらに、電車に通学中によくあったのが、胸が時々強く痛むことだった。胸が痛むというのは、キュンと恋の悩みで痛くなるような感覚ではなく、物理的に胸が苦しくなるのだ。
年に何回か、一瞬胸が締め付けられ、息もできないほどの感覚が数秒続くが、すぐにそれはおさまる。これも大学を卒業する頃にはなくなっていた。

社会に出てからは、何故か昼食が全く食べられないという日が何日かあった。
お腹は減っているはずなのに、食欲が全く無く喉を通らないのだ。都内にあるカレーの有名店での美味しそうなカレーですら、なぜか喉が通らず半分以上残してしまったのだ。

同僚や先輩からは、少食なのか?、体調が悪いの?と気遣われ、朝に食べ過ぎたからとごまかしたりするのが辛かった。これは半年ほどで無くなり、今ではそのようなことは全くない。

今でも続いてる症状は倦怠感、肩こり、首こり、頭痛が日によって現れるといった具合になっている。

まあ誰でもある症状だからしょうがないかと思っていたのだが、どうにも腑に落ちないのが、通常肩こりや頭痛にしても前日に何かしたらか症状がでることが普通のはずである。

肩こりがするという同僚の話を聞いていると、昨日重い物を持ったから
倦怠感がするという同僚の話を聞いてみると、風邪をひいて熱があるんだ
腹痛がするという先輩の話を聞いていると、昨日飲み過ぎたから

頭痛にしても、下痢にしても、必ず理由があっての症状だというのは、当たり前のことなのかもしれないが、私の場合は特に何かをしたから症状が出たというわけではなかった。

むしろ、きちんと風呂に入って早く寝て睡眠時間もとったにも関わらず、肩こりがしたり頭痛がするのだ。睡眠不足だった時に、逆に体調が良かったりするものだから、原因もわからなければ対処法もわからなかった。

頭痛に関しては、頭痛薬を飲めばすっきり治るし、肩こりもパソコンを扱う仕事をしているから、職業病ともいうべきだと割りきっていた。

パニック障害は、自律神経が乱れることが原因なので、昔からその気配はあったということになる。症状を見る限り、おそらく以前からうつ病だったのかもしれない。

原因不明の肩こり、頭痛、腹痛といった症状は、実はうつ病の典型的な症状ということを知ったのは最近のことである。

私はこれまで、うつ病というのは心が落ち込む、学校や仕事にいけない、朝起きれないといった症状で、完全に気持ちの問題であり、自分には当てはまらないと思っていた。

しかし、その誤解が症状を長引かせ、適切な対処を怠ったためにパニック障害に繋がった可能性も考えている。うつ病もパニック障害も根本的にはセロトニンの不足が原因なのだから。

以上がこれまでに感じていた自律神経失調症、不定愁訴の症状である。
そして、最初のパニック発作を起こした日の約1ヵ月前ぐらいから、パニック障害の前兆とも思える症状は現れていた。

まず、風邪をひいたときのような喉の違和感が出たのが最初だった。
風邪をひいたのかと思ったが、喉の違和感以外は何も不調は感じられない。

さらに、なぜかやる気が起きなくなり、頭の回転がひどく悪くなり、集中力もなくなってきたのだ。

続いて現れたのは白い斑点だ。白い斑点は、原因も様々で症状もそれによって変わる病気であるが、私の場合は、体の片側にだけ出る神経分節型だったのだ。

神経分節型の場合は、全身に広がることはなく体の片側にだけ現れ、ある程度の大きさになったらそれ以上は進行しないという特徴があるようだ。

自律神経というのは、人体の左側に通っているそうで、左側の部分の神経が痛むことがあるそうだ。
まさに私も、左側に白い斑点が現れ、パニック障害を発症してからは左側の肋骨部分が痛くなったりした。

そしてちょっとヤバイかなと思ったのが、頭の中が「プツッ」という音がした時だった。まるで、脳内の血管か神経がプチッと切れたような、または小さい空気の入ったボールをプツッと潰したような得体のしれない感覚だった。
それは、1日に一回あるかないか程度のもので痛みは全く無く、とにかく不気味な感触だったのを今でも覚えている。

それが起きてからは、左目の裏当たりに異物感のような違和感が現れ始めた。私はコンタクトレンズをしていたので、何か目の異常でも現れたのかもしれないと思い、すぐにコンタクトを外し目を洗浄することにした。
気がつくと目の異物感は消えていたので、時間のあるときに目医者にでも行こうと、特に気にはしなかった。

パニック障害発症前の1ヵ月間で、喉の違和感、頭の回転・集中力の欠如、頭の中の音、目の裏の異物感、白い斑点といった様々な異常が前兆として現れていた。

本当は、パニック障害を発症した日から、闘病生活を記録しておこうかと考えていたが、とても書けるような精神状態ではなかったのだ。
そのため、この闘病記はリアルタイムではなく、今から思い返してみて感じたことを思うがままに書き出している。

そのため、実際には違ったり、追加修正したり、もちろん人によっても違うことがあるかもしれないが、何かの参考にでもなればと願う。

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