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安息香酸ナトリウムとビタミンC(アスコルビン酸)発がん性の危険性?食品以外にも使われる添加物

なんだか香り豊かな成分のようにも勘違いしそうな名前の添加物ですが、比較的危険性の高い安息香酸ナトリウム。

どんな目的で使われ、どのような効果、リスクがあるのかを知っておくことは大切です。

目次

安息香酸ナトリウムが食品に使われる目的は?

安息香酸ナトリウムは食品中の菌やカビ等微生物の増殖、繁殖を抑制する防腐剤としての効果があります。

栄養ドリンクなどによく使用される添加物ですが、栄養ドリンクは様々な栄養素が含まれており栄養価が高いことから菌が増えやすい飲料になります。

また、その他食品でもカビが生えていたり、食中毒を起こす可能性があるとなれば、消費者はそのような商品を購入したいと思うでしょうか?

安息香酸ナトリウムを添加することで菌やカビの増殖を抑制することができ、食中毒などを防ぐことが可能なので安心して購入できることになるのです。

摂取することで考えられるメリット・リスク・摂取しないほうが良い人

しかしながら、モルモットや犬などを用いた動物実験では安息香酸ナトリウムをそれぞれ2%~5%加え、1ヶ月程度与え続ける実験を行ったところ、食欲減退や体重減少、痙攣、死亡といった結果も出ているのです。
勿論使用に際して基準量は設定されていますが、毒性が強い添加物であることが分かります。

また、黄色4号と併せて摂取するとじんましんや喘息などを引き起こす可能性があることから、アレルギーや喘息持ちの人は十分に注意が必要になります。

発がん性物質なのか?

ビタミンCと一緒に摂取すると消化管内で科学反応を起こし「ベンゼン」という発がん性物質に変換される特徴があります。

骨髄の造血に関わる細胞に作用し、白血病を発症しやすいというリスクについても知られています。

ではビタミンCを多く含む食品(レモンやキャベツ、いちごなど)や加工品でビタミンC(アスコルビン酸)を含む食品(お茶や炭酸飲料)と一緒に摂取するのはどうなのか?という心配もありますよね。

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これに関しては、実際にどの程度のビタミンCと併せて摂取したときに、どの程度のベンゼンに変換されるといった具体的な実験やデータがないことから詳細については現在のところ不明です。
表示を見て、ビタミンC(アスコルビン酸)の表示と、安息香酸ナトリウムの表示が共にあるものは控えるようにしたほうが良いでしょう。

商品表示では「安息香酸」もしくは「安息香酸Na」と書かれているものもありますが、安息香酸Na(ナトリウム)は、安息香酸にNa、すなわちナトリウムを結合させたものであり、同じものと理解してください。

安息香酸ナトリウムがよく使われている食品の例は?

食品:栄養ドリンクやジュース、マーガリン、キャビア、果実ペースト(ジャム等)、シロップ、酢、醤油等々
カビが生えやすいものや食中毒菌が発生しやすい食材によく使用されます。

食品以外:鎮痛剤やシャンプー、化粧品等々
安定性が高いことや、他の成分と合わせることで角質軟化作用があることから各種薬品や化粧品などに使用されます。

対応策はどうすればいいか?

毒性が強いというと不安な気持ちになりますが、実際飲料水中で安息香酸ナトリウムを摂取したとしても20ppb程度です。
全体量の5%にも満たないことから、この程度の濃度であれば問題はほとんどないと言われています

しかしながら、毎日習慣的に飲み続けることによるリスクや、安全性については明確ではないことから避けたほうが無難と言えます。

そもそも、安息香酸ナトリウムが使用される加工品の多くは清涼飲料水や栄養ドリンク、マーガリン等、どれも習慣的過剰摂取は糖分やトランス脂肪酸の問題からも控えたほうが良いとされている食品なので、安息香酸ナトリウムの危険性の観点からのみならず控えたほうが良いでしょう。

また、シャンプーなどは口に入ったらしっかりすすぐ等の対応をしましょう。

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