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青色1号(着色料)の毒性や発がん性など体に与える影響とは?

タール色素とも呼ばれている合成着色料の青色1号は、よく目にする着色料の一つです。
また、「青い色は精神を冷静にする効果や食欲を抑える作用がある」として、青く着色した食品は食欲を抑えることができます。
そのためダイエットにおススメといったことも、各種メディアで騒がれたこともあって有名ですね。

目次

青色1号が食品に使われる目的は?

赤色、黄色などの着色料と同様、食品をそれらしくイメージに近づける目的で使用されます。
爽やかなイメージを出したい商品などによく使用されます。

また、テレビやゲームのキャラクターで人気の青い色のキャラクターを、食品で商品化する際には青色1号は欠かせませんね。

青色1号は天然色素での代替品がありますが、コストがかかることから食品業界ではあまり使用されるケースがないようです。

天然色素と比べて合成着色料は熱を加えても退色しにくく、また経年劣化が少ないうえに、天然色素より鮮やかな色を出すことができます。
加えて安価であることから、加工食品、衣料品、化粧品など幅広く使用されるのです。

青色1号が人体に与える影響とは?

動物実験から細胞の突然変異を起こすことや、中毒症状を起こすことがわかっています。
また、アルツハイマーなど認知症状を強める作用があることも指摘されています。

そのような経緯もあり、ドイツなど一部の国では使用しませんが、EU諸国、アメリカ、日本では使用は認められています。
日本での使用が認められていることに関しては、他の記事にも理由は示していますので割愛します。

青色1号に発がん性物質はあるか?

動物を用いた実験で、継続的に青色1号を含む液を皮下注射し続けた結果、70%以上の対象に癌が発症したという報告があります。
また、投与量を増やせば死亡率は比例して増えていくことも分かっています。

この実験から人間の場合の推定致死量が300g程度と算出されています。

家庭で着色料を使用されたことのある人はイメージしやすいと思いますが、着色料を使用する際に300gも一度に使用することはまずありません。

それを考えるとよほどの使い方をしない限り、大きな問題はないように思えます。
ただ、添加物の危険性は単体での使用のみならず、他のものと併用して摂取する際も考えられます。

しかし他の添加物併用時の安全性はエビデンス(科学的根拠)がないものが多いのです。
完全に「安全」とは言い難いでしょう。

青色1号がよく使われている食品の例は?

・清涼飲料水
・お菓子等
・かき氷のハワイアンブルー
・ソーダ味のキャンディやアイス

水色の綺麗な食品には大抵使われていると思ってください。

青色1号を避けるための対応策

赤色、黄色同様で、含まれる食品の摂取は極力控えるにこしたことはありません。

とは言え、サイダー味やハワイアンブルーの食品で無添加、無着色の商品というものを見たことはないので、そういう商品を探し出すことは難しいかもしれませんね。

まとめ

赤色、黄色、青色などタール色素は例え日本で使用禁止されていなくとも、なるべく避けたほうが良い添加物であることは間違いないでしょう。

しかしながら、無添加、無着色の食品を購入しようと思ってもなかなか一般的なスーパーマーケットでは難しいのも事実。
また、そのような商品は高いことも、一般消費者としてはネックになってしまう部分です。

青色1号を使用する食品は嗜好品が多いです。
嗜好品は厚生労働省、農林水産省のバランスガイドコマでは、1日100~200キロカロリー以内が適量としていることもあり、そのカロリー内で、しかも継続的に使用しないことを意識することが今の状況ではベターだと言えます。

そもそも「青い食材」という時点で不自然であり、そういう食品を好んで習慣的に購入することは控えるようにしましょう。

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