パニック障害は心の病気と言われ、精神的なものから動悸やめまい、吐き気などが起きるという見解が一般的です。
身体的異常があるわけではなく、他人から見た場合は健康そのものに見えるため、ストレスや気の持ちようで具体的な原因は不明とされていました。
パニック障害は心の問題ではない
最近ではパニック障害の原因は心の問題ではなく、脳内神経伝達物質のバランスが乱れることで様々な臓器に影響をあたえることがわかってきています。
私的には、結局心というのは脳の状態なので、心と脳を分けて考える事自体がおかしいため、返って混乱させていると考えています。
なので、基本的には脳の神経伝達物質のバランスが崩れることが根本的な原因であり、バランスが崩れる要素の一つにストレスが関わっているということになります。
原因はストレスではない?
パニック障害は、脳内神経伝達物質の乱れによって起こりますが、具体的には恐怖感や不安といったネガティブな感情に関係しているノルアドレナリンと、その感情を抑えてくれるセロトニンが関係しています。
ストレスがかかると、このノルアドレナリンが分泌することで興奮状態となりますが、これがピークを迎えるとパニック発作を起こしてしまうということです。
今はストレス社会と言われていますが、果たしてストレスとは今の時代だけなのかと考えるとどうでしょうか。
暗くなったら寝て、明るくなったら起きるという生活をしていた原始時代は別としても、戦国時代のようないつ殺されるかわからない状況や、戦争中で空襲にあるかもしれない恐怖があった時代を考えると、現代だけが特別ストレスが強いとはどうしても思えません。
パニック障害は近年増えてきた現代病であることから、ストレスだけが原因というのは考えづらいのです。
もちろんストレスも、過度にかかったり、長期間受け続けたりすれば良くないと思いますが、原因はそれだけではなく他にもあります。
私が現時点でパニック障害の原因になり得ると考えているのは、性格によるネガティブ思考、食品添加物の摂取による腸の炎症と免疫力の低下、首のこりなどです。
これらは全てセロトニンの供給不足に繋がるものです。
⇒パニック障害は病院で治る?薬なしで完治克服は可能なのか?
⇒パニック障害の原因は性格?子供の頃の母親の対応にあり
性格と食品添加物については、上記の記事を読んで下さい。
今回は首のこりについて書いていきたいと思います。
[ad#ad-1]首のこりが原因になる理由
現代では「スマホうつ」という新しい病名が出てきたりしていますが、その原因は首であることが分かっています。
スマホうつとは、下を向いた姿勢を長時間続けることで、首に負担がかかり筋肉が固く緊張した状態になることが原因で、頭痛や不眠、倦怠感、イライラするなど、うつ病のような症状がでる「新型うつ」ともいわれている病気です。
首は、多くの自律神経の通り道であり、首が固く血行が悪かったり神経を圧迫していると、興奮を司る交感神経を刺激してしまうことになります。
首は本来ゆるやかなS字カーブをしていますが、首を下に曲げているよ後ろの首の筋肉が突っ張った状態になり、ストレートネックになってしまうことがあります。
そうすると。肩こりや首こり、背中、腕などへのこりやしびれといった症状が出てきます。つまりパニック障害も同じように「首こり」が原因にあると言われてきているのです。
もし、うつ病やパニック障害であるのに、抗うつ剤が効かないという場合は、整骨院などで首の状態を確かめてみるといいでしょう。整体や鍼灸院などで治療すると回復することがあります。
さて、パニック障害の発症率は約1.0%(100人に1人)と言われていますが、実は女性の方が男性より2~3割ほど発症率が高いのだそうです。
女性は、華奢でなで肩の人が多く、もともと首こりや肩こりを起こしやすい身体構造であり、バストの大きい方も肩こりに悩まされることがあると言われています。さらに下着の締め付けなどで、首・肩部分を圧迫し血行を悪くしてしまう原因にもなります。
さらに、ハイヒールなどを履く機会が多い人は外反母趾は偏平足など、足のトラブルを抱えている人がパニック障害になりやすいというデータもあります。これは、足のトラブルが首への負担をかけてしまう結果になっていると考えられるのです。
この事実からも、うつ病やパニック障害の原因が首こりにあることの信ぴょう性を高めています。
首に集まっている自律神経は、心臓をはじめ胃や腸などの各臓器をコントロールする働きを持つため、その神経を首こりによって圧迫すると、実に様々な症状が現れるのです。
心当たりのある場合は、整骨院などでの首の診察や整体、鍼灸院で治療することで、自律神経の働きを正常にすることが可能です。
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