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アスコルビン酸(ビタミンC)はただの酸化防止目的?発がん性の危険も・・・

アスコルビン酸と言うと聞き慣れない成分のようですが、ビタミンCのことだと言えば誰もが知っている栄養素ですよね。
今記事ではアスコルビン酸について、そして食品添加物としてのアスコルビン酸についてまとめました。

アスコルビン酸を理解しよう。食品に使われる目的

アスコルビン酸は食品添加物としては酸化防止に使用されます。
また、豆腐を作る時に凝固させたり、ハムやウィンナーなど肉類加工品のつなぎとして使用されることもあります。

アスコルビン酸は天然と合成があり、食品添加物として使用するアスコルビン酸は合成のものが使われています。
安価で大量に生成することができるためです。

合成のアスコルビン酸は、馬鈴薯やとうもろこしなどのでんぷんから化学合成され生成されます。
アスコルビン酸には、D-アスコルビン酸とL-アスコルビン酸とがありますが、酸化防止剤として使用されるのは「L-アスコルビン酸」のほうです。

アスコルビン酸は非常に酸化しやすい特徴があります。(「酸化」については以下の「酸化防止剤」の記事を参照ください。)
関連記事⇒【危険】酸化防止剤に隠れている6つの正体とは?

食品に混ぜると他の素材より先に酸化してくる為、他の素材の酸化を防ぐことができます。
言ってみれば自分の身を挺して、他の素材を守っているようなものですね。

アスコルビン酸の添加物としてのメリットは食品の退色、劣化の予防などです。
添加物としてではなく、アスコルビン酸自体に期待される効果には免疫の活性化やコラーゲン生成のサポート、メラニン色素の発生予防、抗酸化作用、出血予防等々が挙げられます。

アスコルビン酸のリスクと遺伝子組み換え原料は

上記のことから我々がアスコルビン酸を添加してある食品を食べる時には、そのアスコルビン酸は既に酸化しているということになります。
酸化した物質を取り入れると身体を錆びさせる(過酸化脂質となって細胞を劣化させ、ドロドロ血、肌の老化などを引き起こす)と言われ、合成のものは好ましくないとされています。

合成のアスコルビン酸は原料としてとうもろこしや馬鈴薯を用います。
そして、これらはアメリカから輸入される遺伝子組み換え作物が使われていることが大半です。

遺伝子組み換え食品はがんや白血病、アレルギー疾患発症など健康被害のことがあることが指摘されていて、合成のアスコルビン酸が望ましくないと言われる一因です。
関連記事⇒遺伝子組換え食品はなぜ危険性があるのか?問題点と健康リスクを徹底調査

勘違いされがちなアスコルビン酸の落とし穴

ビタミンC(アスコルビン酸)の原末を美肌目的で服用しようと考えている場合、合成のビタミンCやアスコルビン酸なのかを確認する必要はあるでしょう。
合成のものは、美容どころか先ほどの様なリスクや副作用が考えられます。

アスコルビン酸はビタミンCなのだと言うと、なんだか健康や美容に良いものというイメージからつい安心しがちです。
しかし、酸化防止剤として使用されるアスコルビン酸の目的は、食品の酸化を防ぎ品質維持です。

免疫力アップや美容効果も併せてきたいできると安心してはいけません。
ビタミン補給目的では使用されてはいませんので誤解のないように!

よく使われている食品の例は?

市販のお茶
ジュース
キャンディ
パン
ベビーフード等々

ちょっと前にニュースにもなったのが市販のお茶に発がんの危険があるというもの。
表示にはビタミンCとなっていても、ペットボトルのお茶には酸化防止剤としての役割で入れられているわけです。

酸化防止剤としての効果がある「L-アスコルビン酸」は活性酸素を発生させることがわかり、発がん性の危険があるということが言われたのようです。

そもそも他の素材の酸化を防ぐために、L-アスコルビン酸自体が酸化しているわけですから、そのような発想になって当然でしょう。

通常の天然ビタミンCは、抗酸化作用があると言われますが、人工的なL-アスコルビン酸は真逆の結果になるわけですから恐ろしい話ですね。

なぜ酸化防止剤の効果があるのか?
ということを理解していれば、人工のビタミンC(アスコルビン酸)が安心であるという解釈にはなり得ませんよね。

対応策はどうすればいいか?

厚生労働省はアスコルビン酸の摂取目安を定めています。
成人は1日100㎎、妊産婦は110㎎、授乳婦は145㎎としています。

摂取目安と言うと、気を付けて摂取しないといけないのか?と思われがちですが、アスコルビン酸は水溶性で、沢山摂取してしまっても尿となって排出されるようになっています。

つまり、アスコルビン酸単体での過剰摂取に関してあまり心配する必要はないでしょう。
※アスコルビン酸は、安息香酸と同時に使用すると発がん物質である「ベンゼン」が発生していたことが2006年に発覚しました。
安息香酸ナトリウムが食品以外にも使われる意外な物とは?

さらに、体質や体調によっては下痢を起こしたり、嘔気を催したりといった副作用が出ることもあるという報告もあります。
近年では遺伝子組み換え作物が使われている可能性が高いため、決して安心とは言い難いのです。

特に赤ちゃんに用いるベビーフードなどはやはり極力控えたほうが良いでしょう。

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