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二酸化チタン(着色料)添加食品の安全性とは?発がん性物質に注意!

あまり耳馴染みのない「二酸化チタン」ですが指定食品添加物として厚労省より認められ、使用が許可されています。
実は広い分野の製品に用いられていて、日焼け止めや歯磨き粉などにも利用されている身近な成分なのです。

目次

二酸化チタンが食品に使われる目的と人体に与える影響とは?

食品に着色目的で使用が認められています。
金属酸化物でものを白くする効果があります。

二酸化チタンは、ナノ粒子といってとても小さい分子で使用されるのですが、動物実験で、妊娠中のマウスにナノ粒子を投与した群では妊娠合併症が確認されたという報告があります。

小さな分子であることから胎盤を通過しやすく、胎児への神経に対して何かしらの被害を誘発しやすいことが考えられるという報告があります。
また、不妊の原因になるとも言われています。

酸化チタンを吸入させた実験でも、短期間の使用ですら脳神経に到達する急毒性や、脳の記憶に関する部分の神経を傷つけることも分かっています。
その結果、アルツハイマーになるリスクが高いと指摘されているのです。

二酸化チタンに発がん性物質はあるか?

IRAC(国際がん研究機関)は、二酸化チタンの発癌性は極めて高いと注意喚起しています。
またアメリカ癌学会でも、発癌性リスクの高い物質の一つであると二酸化チタンを示しています。

しかしながら、日本では遺伝毒性試験、反復投与毒性試験でリスクについて明確な結果は出ておらず、妊娠合併症や不妊、アルツハイマーの原因となる根拠は乏しいと発表しています。

また、国連の食料農業機関 (FAO)、世界保健機関 (WHO) が設置したFAO/WHO合同食品添加物専門会議(JECFA)でも二酸化チタンの毒性は極めて低いとして、摂取量に制限を設ける必要はないとしています。

海外の動物実験は実験方法がずさんである可能性も否めませんし、日本では明らかに問題になるという学術論文がないというだけで、食品添加物として認めているというシステムのせいもあるのかもしれません。

二酸化チタンがよく使われている食品の例は?

主にお菓子や乳製品などの加工食品に着色の目的で、以下のような食品に使用されています。

ヨーグルト
チーズ
脱脂粉乳
キャンディ
マシュマロ
ホワイトチョコレート等々

白い色の食品は素材の色のように思えますが、実は白い色に着色しているものもあるのです。
薬の充填剤にも使用されます。

二酸化チタンを避けるための対応策

ヨーグルトやチーズはカルシウムの補給や良質なたんぱく質も含まれることや、腸内環境を整える働き等身体に大切な栄養素も含みます。

その場合は二酸化チタンも含めて、着色料などが入っていない無添加のものを摂取するように変えていく必要があるでしょう。

もちろんキャンディやマシュマロ、ホワイトチョコレートなどの嗜好品は、必ずしも摂取する必要がない食品になります。
そのような食品は、たまの記念日など特別な時だけにして、敢えて取り入れる必要もないでしょう。

まとめ

添加物の使用に際しては、動物実験などでその安全性や毒性が調査、研究されています。
実験ではかなり高濃度で長期に渡って慢性的に投与して行われることが大半です。

そのことを考えると、健康被害を起こすマウスが50%以上あった…と言っても、実際人がたまに摂取した場合の有害性が問題となる可能性は比較的低いとも言えます。

二酸化チタンに限った話しではありませんが、添加物や化合物で全く問題がなく絶対安心であるというものはありません。
しかしながら、たまに添加物の含まれる食品を摂取したからといって、即健康被害を起こすというものでもありません。

大切なことは、添加物についての知識、どのような経緯で添加物として認められているのか、どういう条件でどのような健康被害が出る可能性があるのか…といったことをまず知ることです。

そのうえで、敢えて取り入れなくてもいいものや代用できるものは代替を準備するなど、対応をすることが大切なのです。

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