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赤色2号、3号など着色料が体に与える影響と発がんの危険性は?

色が鮮やかな菓子類や飲料、食品には必ずと言っていいほど合成着色料が使用されています。
赤色2号や、赤色3号もその一つ。
毒々しい不自然な色の食品もあり、見るからに身体に悪そうな印象はありますが実際はどうなのでしょうか。

赤色2号や3号ってどんなもの?食品に使われる目的

赤色2号、赤色3号は、石油系のタール色素です。
タール色素は昔はコールタールから作られていましたが、現在では石油製品から作られます。
安価で作ることができるので、食品メーカーには利用しやすい添加物になります。

どちらも食品を赤く着色する目的で使われる添加物です。

いちご味の商品などは色が赤いとよりそれらしく見えますね。
「ぽく見える」ために使っているというところが大きいでしょう。

また、自然素材のままの色より、ほんのり赤みのあるほうがより美味しそうに見えるなどのメリットがあります。

ひと昔前と比較すると赤く着色されるにしても、赤すぎる色は消費者も抵抗を示すようになり、ほんのりとした赤みや優しい赤みでの着色が増えてはきています。
しかし完全にはなくなっていません。

実際、商品を購入する際、我々は色が悪いものより色が綺麗なもののほうに手を出すことが多いでしょう。
時間が経過して変色した食品より、綺麗な色のほうが鮮度が良さそうに見えることも事実です。
そのことからも、食品メーカーは使用量を減らしてはいるものの完全無着色にはしないケースが多いのです。

摂取することで考えられるリスク

しかしながら、赤色2号は不妊や死産、じんましんの原因になるとも言われています。
簡単には体内で分解されにくい物質でもあり、胎児の奇形などの疑いがあるとされています。

また赤色3号のほうは動物実験で体重1㎏あたり2g以上摂取させたところ対象の半数を死亡させたという報告もあります。
染色体異常や赤血球減少、成長抑制など人体へのリスクも危惧されていてアメリカでは使用が禁止されています。

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発がん性物質はあるか?

タール色素の赤色1号、4号、5号…と次々発ガン性について明確になり使用を禁止されてきた歴史があります。

アメリカの食品医薬局(FDA)は、赤色2号を含んだえさをラットに一定期間投与したところ、投与量が多い群でかなりの高頻度で癌を発症したことを認めました。

そのことからFDAは「安全性を完全には確認できない」として、赤色2号の使用を禁止した経緯がありますが、日本ではアメリカで行った実験の信憑性が立証できないとして未だ使用を許可しています。

赤色3号に関しては、発がん性発症に関する試験が数多く行われていますが、賛否両論となっているようです。

タール色素に限りませんが、添加物に関して、海外では実験で何かしら健康被害があるとの報告があるものは、速やかに使用禁止になります。

しかし、日本では明確なエビデンスがないものや論文の信憑性や信頼性がはっきりしないものは、いくら危険性を示すものであっても即禁止という措置はとらないのが常になっています。

よく使われている食品の例は?

【赤色2号】
・ジュース
・キャンディ
・かき氷のイチゴシロップ
・ゼリーなどの菓子類

【赤色3号】
・赤板
・チェリー缶
・焼き菓子
・和菓子
・洋菓子
・福神漬け等

着色料を避けるためにはどうすればいいか?

「無着色」の食品を選ぶようにするのがベストでしょう。
しかし、一般のスーパーではなかなか「無着色」を探すほうが難しく、殆どの商品に着色料が使用されています。

ジュースやキャンディ、ゼリーなど菓子類は絶対摂取しないといけないものではありませんし、かまぼこなど練り製品、漬物類も塩分が多く積極的に摂取するべき食品ではありません。

なるべく買わないようにするのが良いのではないでしょうか。
少なくとも妊婦さんや小さい子供にはなるべく「無着色」など無添加食品を取り寄せて利用するなど心がけるようにしましょう。

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