自律神経失調症の症状を訴える人は、女性に多いことが統計的にわかっています。その理由の一つに女性ホルモンとの関係性があげられます。
今回は女性の自律神経失調症の症状にフォーカスして、症状や改善のための治療法について見ていきたいと思います。
女性ホルモンとの関係
女性ホルモンとは、エストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)に分けられます。一般的に良く聞かれるのはエストロゲンですね。このエストロゲンの分泌が低下すると、更年期障害の原因になります。
エストロゲンに変化が現れるのが、思春期から出産を経験する若い時期と、閉経が始まる更年期です。この時期にあたる女性は、原因不明の肩こりやイライラ感、頭痛、体のほてりなど、様々な不具合を感じることがあります。
そして、女性ホルモンは自律神経とのバランスも摂っているため、片方の女性ホルモンが崩れると、自律神経のバランスも崩してしまうというわけです。
更年期障害になると自律神経のバランスも崩し、体調の悪さからストレスを感じることで、さらに症状が悪化するという悪循環にもなってしまいます。
女性の自律神経失調症チェック
更年期障害によって自律神経のバランスが崩れるのを回避・改善していく知識をつけることが大切です。
いわゆる更年期症状というのは、以下の症状が上げられると言われています。
[ad#ad-1]1.顔が熱くなる(ほてる)
2.腰や背中が痛い
3.イライラする
4.汗をかきやすい
5.肩こりがある
6.神経質である
7.腰や手足が冷える
8.疲れやすい
9.不安感がある
10.息切れがする
11.興奮しやすい
12.頭が痛い
13.意欲がわかない
14.手足がしびれる
15.心臓の動悸がある
16.手足の節々の痛みがある
17.憂うつになる事が多い
18.めまいがある
19.つまらない事にくよくよする
20.手足の感覚が鈍い
21.吐き気がある
22.寝つきが悪い、寝ても目を覚ましやすい引用元:https://www.city.sasebo.lg.jp/hokenhukusi/kenkou/documents/52e1a802002_1.pdf
これらのような症状で、日常生活に支障をきたしていると感じるのであれば、症状の改善・治療を早めにしていきましょう。
自律神経失調症とは、とても辛く人にも気づかれにくいので、ストレスを感じたりして慢性化していくことが多いように思います。
慢性化するとうつ病などの病気に発展してしまう可能性もあるので、更年期障害・自律神経失調症の対処法を知っておくことが大切なのです。
⇒女性に多い自律神経失調症やうつの治療は何科にかかれば治せるのか?
こちらの記事にも書きましたが、まず自律神経失調症であることを明確にするため、身体的な異常がないかを内科でしっかり検査をしてもらうのが優先です。
自律神経失調症では、動悸や頭痛、食欲不振などの症状がありますが、はじめから更年期障害や自律神経失調症と決めつけてしまうと、重大な病気が隠れていた場合に見落としてしまいます。
そして異常がなかった場合は、まず心療内科か鍼灸院・整体などを受診するのがベストだと思います。
私自身もパニック障害と診断された時は、内科で心電図、血液検査、レントゲン、MRI、脳波の検査を行い異常がなかったために心療内科を受診しました。
自律神経失調症は、人によって原因が異なりますし、わかりづらいため自分にあった治療法を見つけることが大切なのです。
ちなみに、フラックスシードに含まれるリグナンが、更年期障害を改善させる効果が期待できることが分かっているので、以下の記事も参考にしてみてください。
⇒フラックスシードの効能・栄養価と食べ方は?生の個人輸入は?
女性の自律神経失調症の症状に多い吐き気
女性の自律神経失調症の場合、胃や吐き気を訴える人が多いようです。
吐き気は胃腸の調子や、食べ過ぎなどで身体的ダメージがあった時に起こり、安静にしていればおさまるものです。
しかし毎日続くわけではないし、食べ過ぎたこともないのに、突然吐き気が起きたりして食事が食べられないといった場合は、自律神経のバランスが崩れている可能性があります。
家にいる時は、まだいいですが外出している時や、決まった時間に食べなければいけない席などではとても大変です。
そういう状況の中で、やり過ごす術がない人にとっては大変不安ですし、その精神状態ではストレスと重なり自律神経をさらに崩すことにもなります。
そのため、体調が悪くなった時の対処法をあらかじめ見つけておくのがいいでしょう。
ツボは本当に効くかどうかは人によっても意見が別れていますが、私は人によって効くツボも違うと思っています。
というのも、ツボというのは一つの場所でも複数の器官に影響があったり、一つの器官に対して複数のツボがあったりするからです。
その中で、自分に合うツボというのを見つけられれば、症状を改善することができるはずです。
私の場合は、パニック障害を発症したのですが、根本は自律神経の乱れが理由にありました。そして心療内科での薬物療法と鍼灸院、自宅でできるストレッチやツボなど、出来る限りの治療は全てやりました。
なので、結局どれが効いたのかということは断言することはできません。首こりやストレス、食事などいろんな要素が複合的に絡み合った結果、自律神経が乱れると仮定した場合、やはり考えられる可能性は全てやってみるという考え方が大切なのです。
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