自律神経失調症かもしれない・・・
そう思ったら何科に行くのがいいのでしょうか?
私の母親も自律神経失調症と診断され、数年の間、精神科で薬を処方されていた時期がありました。処方された薬は精神安定剤や睡眠薬などでした。
母親の自律神経失調症の症状は、動悸、イライラ感、怒りっぽくなる、片頭痛など、いずれも内科では異常なしと診断されていました。
このように自律神経失調症とは、交感神経(興奮)と副交感神経(リラックス)のバランスが崩れることで、身体的な異常がないにも関わらず、体に様々な不調が現れる病気です。
自律神経失調症の症状とは?
自律神経失調症の症状は、どのようなものがあるかチェックしてみましょう。
冷え性
動悸
脈拍が飛ぶ
息切れ
食欲不振
手足のしびれ
微熱
光が眩しく感じる
ドライアイ
喉の違和感
めまい
耳鳴り
顎関節症
不安感
怒りっぽい
イライラ感
倦怠感
気分の落ち込み
物忘れ
集中力欠如
不眠症
健康診断などで異常がないにも関わらず、これらのような症状があるときは自律神経失調症を疑いましょう。
自律神経失調症の治療は何科にかかる?
自律神経失調症と診断するには、まず身体的な異常がないことが前提です。
つまり
動悸や息切れがある時は、心電図やレントゲンで心臓に異常のないことを確認
めまいや耳鳴りがある時は、耳鼻科で耳に異常のないことを確認
その他、目や胃の不調がある時は、まずその部位の専門的な検査を受けることをしてください。
万が一何も異常がない場合、おそらく医師は「ストレスなので、様子を見ましょう」といって痛み止めなどの薬を処方して終わりです。
ストレスなどの精神的問題であれば、そのほとんどが自律神経のバランスが崩れていると思われます。そんな時は「心療内科」をオススメします。
最初の問診だけは、かなり突っ込んだことを聞かれます。自分の子供の頃から、学校を卒業して就職して結婚していく経緯で、なぜ会社を辞めたとか、成績はどうだったとか、恋人はどうとか、病院にもよると思いますが、あまり聞かれなくないことも聞かれることを前提にして問診したほうがいいです。
ただ、過去のことに関しては強いトラウマでもない限り、真面目に話す必要もないと私は思います。
人にも寄りますが、子供の頃の教育や女性の場合だと結婚生活での旦那のことなど、何か引っかかるものがあるなら全て正直に話すことで、ストレスが開放されたり話ができる人がいることで楽になったりします。
あくまで、患者の情報を正確に把握して正しい診断ができるように、形式的に聞いているものだと思いますし、自律神経失調症やうつ病は真面目な性格が人が多いとも言われていますので、嫌な人は深刻に答えずに流していいと思います。
問診がストレスになって悪化してしまっても本末転倒ですので^^
今は血液検査で自律神経失調症を診断できる時代ですので、最寄りの病院を調べてみるといいでしょう。
[ad#ad-1]鍼灸や整体にも通ってみる
心療内科は、カウンセリングや薬物療法(抗うつ剤など)が主な治療法になります。
なので、自律神経(交感神経と副交感神経)のバランスを整えるような根本的な治療はできないのです。
自律神経の問題は、ストレスなどの精神的な問題もあれば、腰や背中、首の歪みが原因であることもあります。
実際に鍼灸や整体で骨のゆがみを直したり、ストレッチをすることで、症状が改善する人は多いです。
私的には、内科で身体的異常が見つからなければ、まず鍼灸院や整体などで自律神経失調症を改善しているところに行ってみるのがオススメです。
心療内科に行くのは、眠れなかったり動悸がひどかったり、仕事や生活に支障がでて辛い場合は薬で症状を一時的に抑えるのには有効です。
自律神経失調症は慢性的な病気なので、放置すれば症状そのものがストレスになり、さらに悪化していくという悪循環になりえます。
すると、うつ病へ進行することもあります。
自律神経失調症は、薬物療法だけでなく。ストレスを解消するための自分なりのリラックス法を見つけたり、鍼灸院などで体の歪みを治す、さらには交感神経を刺激するカフェインを摂らないようにするといった複合的な治療を行う必要があります。
コメント